コラム：ロンドンで連日の猛暑：熱波で34℃も？注意すべき対策とは

2025年6月末、ロンドンをはじめとするイギリス各地で猛烈な暑さが続いています。6月30日（日）にはロンドン中心部で31℃を記録し、翌7月1日（火）には最高気温34℃の予報も出ています。

■ 熱波警報：アンバー＆イエローの違いは？

英国健康安全庁（UKHSA）は、ロンドン・南東部・ミッドランド地方などに対して**「アンバー警報」**を発令。このレベルは「医療サービス全体に影響が出る可能性がある」深刻な警報です。

また、ヨークシャーや西ミッドランドにはやや軽度な「イエロー警報」も出され、高齢者や乳幼児、持病のある人の体調管理に要注意とされています。

■ 熱中症対策：命を守るために今すぐできること

ロンドン救急サービスは次の点を強く呼びかけています。

• ◆こまめな水分補給（アルコールは避ける）

• ◆日中の外出は控える（特に12～16時）

• ◆エアコンや扇風機を効果的に使用

• ◆服薬タイミングを守る

• ◆授乳中の方は特に脱水症状に注意
  
  

実際に、元首相ボリス・ジョンソン氏の妻キャリーさんも脱水で入院したことを明かしています。

■ 熱波の影響：イベント・観光にも注意を

• ◆グラストンベリーフェスティバルは撤収時の混雑と暑さを避けるため、深夜～早朝の退場を推奨。

• ◆ウィンブルドン2025開幕日は、史上最も暑い初日になる可能性があります。

• ◆ロンドン消防局は山火事リスクの増加にも警鐘を鳴らしています。

【まとめ】猛暑日の過ごし方を見直そう

イギリスでは珍しい猛暑ですが、2025年の夏は記録的な暑さになる可能性があります。
正しい知識と対策で、安全に乗り切りましょう。